待ちに待った、
Kirsten Dunst×Charlotte Gainsbourg×Lars von Trier
"MELANCHOLIA"
この、ミレイの絵のようなkiki
最初から最後まで映像が美しい
だけじゃない
※まだ観ていない方のほうが多いと思うのでネタバレは書きません※
ラース監督と言えば「ダンサーインザダーク」や「奇跡の海」です
これは有名な話
この監督の描くものは「鬱=melancholy」だと考えています
経験した者にしか分からない世界
たぶんね
最初に映画タイトルが出てきた瞬間、「コレだ!」と
ピン!とアンテナが張りました
終始ハンディカメラで撮ったような揺れる画面に
最初は酔ったような気分になるひともいるかもしれません
でもいつの間にか世界に引き込まれている
今回のストーリーはあまりに現実離れしすぎていて
悪夢の中にいるような感覚でした
わたしはいつもすぐ登場人物の誰かに感情移入して作品を観るタイプなんですが
この作品はなかなか入れなかったです
それでも惹きつける力は凄まじい
ゾッとするような
吐き気がするような
このまま映画館にはいられない
いっそもう観るのを辞めて帰ろうか
何度も上映中に思いました
けれど
作品から逃げてはいけない気がして
作品から逃げられない気がして
最後まで観ました
ラストは、やはり。。。
ラース監督!!!
といったところ
ぶっ飛んだストーリーもお手の物です
大衆受けは絶対にしないでしょう
それが良いんです
例えば「映像が綺麗だから観てみたい」
そんな軽い気持ちで観に行くのことは絶対にお勧めできません
1人でじっくり鑑賞して
余韻を引きずりながら朦朧と街を歩く
そんなひとにお勧めします
ハッピーエンドだけが映画ではない
物凄く苦しい終わりかた
それが描ける者は一握り
わたしは、そう思っています
エンドロールの最中、耳鳴りがやまなかった

0 件のコメント:
コメントを投稿